お医者さんについて

パニック症の治療は、多くの場合精神科・心療内科で行われます。
現在パニック症は、脳内化学物質の不具合が原因だということが分かっています。 けれど、症状や発作は気持ちや気分・精神の状態と大きく関わっているため、   脳に関係する診療科ではなく、精神科や心療内科で治療することが多いのです。
今後脳の働きや不調の原因がもっと明らかになれば、脳科学を利用した治療なども 取り入れられ、診療も変わってくるかもしれません。

診察・診療では、お医者さんやカウンセラーさんと話しをしたり薬を処方して   もらったりするわけですが、あくまでも「病気は自分が主体となって治療する」  という心構えが必要です。お医者さんやカウンセラーさんには遠慮しないで、   何でも話し質問してください。上手く話せない時は、前もって紙に書いていくのも 良い方法です。
パニック症の他にうつ病などの精神的な病気がある場合はそちらが主になります  から、パニック症の一般的な治療とは違ってきます。              またパニック症では「パキシル」が第一選択薬として多く処方されますが、   「抗てんかん薬」や「従来からある抗うつ薬」など他の薬が治療に使われることも 有ります。疑問がある場合は、納得できるまでお医者さんに質問してみてください。

お医者さんとの関係が良好だと、治療がスムーズに進みます。患者も、診療がより 良く進むように病気について勉強したり、治療に明るいお医者さんを探したりする 努力も必要です。